日本の抽象絵画の推進者難波田龍起の次男に生まれ、繊細かつ鋭利な線描と深い色彩による作品の数々を制作。個展やグループ展をとおして注目を浴び、将来を属望されながら、惜しくも32歳で世を去る。自由奔放な印象の画面の一方で、細い線や、その線がにじんでいたり、形状の定まらない多くの物が、画面全体に中心が無く広がっているその様子。時に乱暴に、時に静かに、時にかわいげに。この画面に広がる何とも言えない、悲しみや悩みが見ていると感情に入り込んでくる。特に、疲れた感情を抱えていると、史男の作品は、溜まらなく心情に同期してくる。
「ある日の幻想26」1973年
エッチング 15×9
額付 70,000
エッチング
18×14
額付 100,000
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