従来は木版とシルクスクリーンを併用して制作している。近年は折り紙をモチーフにした作品を中心に取り組んでいる。
「 MM322」 2018
第1回船坂芳助版画ニュース
origamiシリーズ第2集は全部色付きで、11月末に完成予定です。本シリーズは全て日本画の顔料である水干絵具をしています。水干は欧米ではフレスコ、テンペラ、クレヨンの制作使われているれているものです。来年はアメリカのメアリーグロードベックさんと版画2人展を計画していたが、コロナの蔓延のため1年延期としました。
折り紙については日本には古い歴史があります。1980年代の初めにサンフランシスコで第2回の版画ビエンナーレ展が開催されました。その時のシンポジュームのテーマが「紙会議」でした。第1回のテーマが「追求権」で多くの人が初めて聞くことで大騒ぎになったそうです。日本からは浮世絵の絵師、摺師、和紙の漉師が参加しています。
第2回船坂芳助版画ニュース
2回目のサンフランシスコの個展の時は日本ブームの真っ盛りでした。サクラメントのクロッカー美術館で開かれたに版画展はテレビで全米に放送されました。会期中に女の子と一緒に家族で来廊し、レモンが二つは入った作品を買って行かれた家族がいました。数年たって、東海岸のボルチモアで版画展を行いました。朝刊の美術案内板を見てなんとサンフランシスコで作品を買っていただいた家族が来廊されたのです。女の子が結婚して版画作品をもっていってしまったため代わりの作品を求めてきたとのこと。
また、サンフランシスコのホテルに5点買っていただいた作品が、サンフランシスコの名物になっている三角形のビルのエレベーターの前の壁に飾られたのも感激でした。
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